​7月の挨拶

7月のタイトル〖布施〗

皆さん、こんにちは。

このところ梅雨が本格的に始まり、雨が続く日が多くなってきました。

最近知ったことなのですが、

都内で相合い傘を禁じている小学校が増えているそうです。

そこで最近読んだ記事の中に小学校の相合い傘についての事が

書かれていたので紹介したいと思います。​

子供は傘をさすのが下手であり、1人でもよく濡れてしまいます。

その子供が1つの傘に、2人が入れば大抵2人とも濡れてしまいます。

なので相合い傘を禁じているらしいです。

確かに1つの傘に2人が入ると2人とも濡れてしまいます。

それならば、1人が濡れて、もう1人は濡れないほうが合理的ではあります。

しかし、このような合理性の裏に母親のエゴイズムがあるそうです。

私はうちの子に傘を持たせてやった。

あるいは、わざわざ学校まで傘を届けてやった。

それなのに、傘のない子の犠牲になって、うちの子がずぶ濡れになった。

傘を持たない子はその母親が悪いのだから、その子だけが濡れるといい。

傘を持たぬ子が他人の傘に入るのを禁じてほしい……

あまりにも激しい苦情がくるもので、たまりかねて

学校側は相合い傘の禁止をしたのでしょう。

けれども、傘を持たずにずぶ濡れになって歩いている同級生の横を

自分だけ傘をさして濡れずに歩ける子は

鬼のような心を持った子である。

人の心ではない。

そんな子供育ててはいけないのに

日本の学校教育はそんな鬼の心を持った

子供にしようとしている。

このような事が書かれていました。

正直これを読んだときは単純だけど、とても難しいことだと思いました。

まだまだ未熟な私では解決策は見つかりません。

ですが、いち仏教徒として言えることはあります。

それは、善の行いをすればいつか自らに帰ってくるということです。

仏教では沢山の善の行いが書かれていますが、

それを6つにしたのが六波羅蜜といいます。

この六波羅蜜の中に布施というものがあります。

布施とは、この場合に言えば

濡れている子が可哀想だから自分の傘に入れてやるのではなく

自分1人が傘をさしているのでは気が済まないから

相手に自分の傘に入って頂く。

相手を救ってやろうとするのではなく

相手を入れても、相手も半分濡れるから、濡れないようにすることは出来ない

お互いに半分ずつ濡れましょうということになります。

つまり、心のこもった親切が布施なのです。

現代では他人に親切をするのは難しいことだとは思いますが、

子供たちが実践していることを

大人である私たちが実践していかなければ、ならないのではないでしょうか

少し長くなってしまいましたが、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

それではこれで月の挨拶とさせて頂きます。

 

 

合掌